雪道初心者でもできる安全運転のコツは〇〇
- 雪道を運転するのが怖い
- 雪道でも運転できるようにないりたい
- 雪道を安全に運転するコツを教えて
雪道走行は、初心者やペーパードライバーに限らず、ベテランドライバーも不安です。
できれば避けたい雪道ですが、どうしても走らなければいけない状況もあるでしょう。
この記事では
- 事前の準備
- 雪道の走り方
- 雪道の危険なポイント
について詳しく書いています。
この記事を読めば雪道を走るコツが理解でき、お正月の帰省やお子さんの送迎でも安全な走行をすることができるようになります。
私は仕事がら全国をトラックで走りますが、雪道には慣れません。
- 現役トラックドライバー
- 年間約8万キロ走行
- ペーパードライバーを応援するブログ運営
※詳しいプロフィールです。
雪道を安全に運転するコツは『事前の準備』
雪道を安全に運転するコツは、技術ではありません。
じつは「事前の準備」こそ、雪道を安全に運転するコツなんです。
雪道に対して漠然と心配するのではなく、具体的な心配ごとを抽出してみましょう。
具体的な心配ごとが分かると、それに対する備えが見えてきます。
『事前の準備』で、あなたの心配も9割なくなること間違いなしです。
何を準備すればいいのかしら?
- 冬用タイヤの交換を早めに
- 雪が少ない安全なルートを選ぶ
- 走行ルートの天候をこまめに確認
- 燃料は必ず満タンに
それぞれ解説します
冬用タイヤの交換を早めに
冬用タイヤに交換するのは、雪が降る前にすませておきましょう。
12月に入れば、全国のタイヤ専門店でタイヤ交換が行われます。
ただし、一気にお店が込み合うので、早めに準備する方がいいです。
急な準備なら、タイヤチェーンだけでも購入しておきましょう。
正直に言うと 雪が降り始めてからスタッドレスタイヤに交換しようと思っても遅いんですよ!
雪が少ない安全なルートを選ぶ
雪が降っているなか、なにも雪道を運転することにこだわる必要はありません。
雪が少ない安全なルートを選ぶことも大切です。
雪が降ってるのに 雪がない道ってあるの?
目的地に行くルートは一つだけですか?
いくつかルートを選べるなら、雪の降る確率が少ないルートを選びたいですね。
一般的には
- 北よりも南
- 山よりも平地
- 日本海側よりも太平洋側
を走るほうが雪の影響を受けることが少ないです。
例えば高速道路の場合、
関ケ原
付近は意外と豪雪地域なので、名神高速道路よりも新名神高速道路を選ぶ方が雪が少ない確率が上がります。
西日本でも豪雪地帯があるんですね。
筆者が実際に体験した大雪の模様を参考にしてください。
走行ルートの天候をこまめに確認
テレビやラジオで気象情報を得られますが、スマホをでも気象情報を得ることができます。
雪道を運転するときの天候確認のコツは、今いる場所だけではなく
- これから通る地域
- これから通る時間
の情報をとることです。
今の時間・場所だけで天候を見ていると、先の予測は立たないので注意しましょう。
燃料は必ず満タンに
車にとって、もしものとき頼りになるのは燃料です。
出発前に必ず満タンにしておきましょう。
食料やスマホの予備バッテリーまで準備すると、さらに安心です。
スマホの予備バッテリーとキャンプライトがガッチャンコすれば便利ですよね。
雪道の走り方
自然現象を前にすれば、人がやれることはわずかなことでしかありません。
運転技術で雪道を抜けられるほど簡単なものではないですが、わざわざ危険な運転だけはしたくありませんね。
ぜひ実践してほしいコツです。
- 車間距離を2倍とる
- 速度を落として走行する
- 「急」の付く運転は厳禁
- 降り続く雪ではライトを効果的に使う
車間距離を2倍とる
想像の通り雪道では
- 曲がらない
- 登らない
- 止まらない
ことがたくさんあります。前の車にぶつからないためには、前の車との距離を空けることにつきます。
普段前の車と
3秒くらい
距離を空けているなら、雪の上では2倍の
6秒くらい
空けておいても、やりすぎではないでしょう。
安全な車間距離の目安はどれくらいとればいいんでしょう。
速度を落として走行する
雪道では普段よりも速度を落として走行しましょう。
ただし適切な速度は状況により異なるので、何キロで走ればよいかはお話しできるものではありません。
目安として
すぐに停まれる速度で走る
ことを意識するといいでしょう。
「急」の付く運転は厳禁
- 急ブレーキ
- 急加速
- 急ハンドル
は、どれも雪道では危険な運転といわれています。
車が道路と接しているのは、
4本のタイヤ
ですよね。
タイヤ一本が地面に接しているのは
ハガキ一枚程度
だそうです。
ハガキ4枚分の面積であなたの車を支えているんですから、急な操作をすると滑るのは当たり前です。
雪の上でハガキ4枚分
だということを常に意識して、ゆっくり操作しましょう。
降り続く雪ではライトを効果的に使う
雪が降り続けている状況だと、視界も不十分になります。
相手の車に気づくのが遅れて危険になりますし、自分の車も気づいてもらえなくなります。
ヘッドライトやフォグランプを点灯して、自分の存在を周囲に知らせましょう。
徐行してる場合は、ハザードを点滅することも考えておいてください。
ライトって本当に大事なんです。
早めのライト点灯が推奨される理由って知っていますか?
雪道で危険なポイント
雪道を走行していると、突然雪が深くなったり、雪が少なく見えても路面が凍っていたりと、道路の危険性は道路環境で大きく変わります。
道路上での危険ポイントには、どんな特徴があるんでしょうか。
- 「わだち」も時として危険
- 交差点はアイスバーンとレールに注意
- スリップしやすい上り坂と下り坂
- 雪が解けづらい橋の上
- 「トンネルを抜けると雪国だった」
「わだち」も時として危険
雪道では
轍(わだち)
を走ったほうが安全です。
すでに走った人がいるルートは、安全に走れることが保証されたようなものだからです。
むやみに新雪の中タイヤを入れて、溝にタイヤを落とす心配が減ります。
ただし、何台もの車が踏み固めた轍がアイスバーンになっていることもあるので、ブレーキ操作には十分気を使ってください。
交差点はアイスバーンとレールに注意
交差点は、轍の交差点でもあります。
まるで鉄道のレールのようになっているので、轍を踏み外すと変な挙動をすることがあります。
交差点の中でタイヤがスリップして立ち往生することも、決して少なくはないのです。
スリップしやすい上り坂と下り坂
上り坂で停止すると、再び発進するのが大変です。
タイヤが空転し車が横すべりすることがあります。
横すべりを始めたらパニックにならず、いったんアクセルを緩めてタイヤの空転を止めてください。
タイヤがグリップすると、横すべりがは止まります。
下り坂ではフットブレーキはスリップのもとです。
アクセル操作で速度を調整しましょう。
雪が解けづらい橋の上
川に架かる橋の上や、高架橋は雪が積もりやすい場所です。
手前の道路に雪がなくても、橋の上に雪がたくさん残っていることはしばしばみられる現象です。
また、橋の上は凍結していることが多いです。
理由は橋の下側を冷たい風が冷やすので、地上より路面が冷たいからです。
橋の上では十分速度を落とし、慎重に通過しましょう。
「トンネルを抜けると雪国だった」
文学の話ではなくて、実際に起こる話です。。
トンネルは山や峠にあるのが多いですね。
山間部のトンネルでは、手前と向こうで気象環境が全く違うことが多いです。
トンネルを出た途端、道路に多くの雪を見つけると驚きますよね。
慌てて急ブレーキを踏むと、スピンする危険性がありますから、あらかじめ速度を落としておきましょう。
フットブレーキよりも、アクセル操作で速度を調整すると、スリップする危険性が減りますよ。
もしものときの対処方
考えたくはありませんが、もしもに備えることも大切です。
- 無理をせず車道を避けて停車する
- 立ち往生したときは周囲の人に声をかける
- スマホを有効に活用する
無理をせず車道を避けて停車する
走り続けるのが難しいと思ったら、道路わきの広いスペースを見つけて停車しましょう。
車道に立ち止まるとあなたが危険なだけでなく、後ろに続く車が立ち止まることになるので、下手すると命の危険にかかわります。
無理せず安全な場所に停車しましょう。
立ち往生したときは周囲の人に声をかける
もしも立ち往生したら
周囲の人に声をかけ
応援を頼みましょう。
自分一人でできることはほんのわずかでも、大勢いれば何とかなります。
知恵も道具も多いに越したことはありません。
スマホを有効に活用する
スマホは絶対に持っておきましょう。
運転中のスマホを推奨する話ではありませんよ。
スマホは
- 通話
- 気象情報の入手
- 交通情報の入手
- SNSでの情報入手
- 灯火具
など、あなたを助けてくれます。
また、長い時間とどまることになっても、
動画などのエンターテイメント
を使用することで、気持ちを楽にしてくれます。
非常時のスマホを侮ることなかれ。
まとめ
雪道を走るコツは、事前の準備なんですね。
あなたの心配をあおる内容になっているかもしれませんが、備えあれば憂いなしです。
- 雪道に行く前に十分準備する
- 雪道ならではの運転操作を知っておく
- 雪道での危険なポイントを知っておく
- もしものときの対処方を考えておく
「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」の言葉にならい、事前の準備をしておきましょう。
雪道はキレイですよ!