【ペーパードライバー】信号の種類を知って見落としをなくそう
- 時差式信号機ってなに?
- 緑色の矢印は行っていいの?
- 工事現場の信号を無視したら違反になる?
ペーパードライバーからの脱出を応援している「せとぐる」です。
道路を走行していると必ず出会うのが信号機です。
運転免許を持っている大人のみなさんは、信号機の存在こそ小さなころから知ってるでしょうが、いろいろな役割や種類について知っていますか?
今回は、数々の個性を持つ信号機の見分け方をお話しします。
信号機の種類に興味を持つと、信号の見落としが減るから一石二鳥ですよ。
- 現役トラックドライバー
- 年間約8万キロ走行
- ペーパードライバーを応援するブログ運営
※詳しいプロフィールです。
信号機って何?
交差点の角度にすっくと立つ鉄製の柱に
青 黄 赤
の灯火が付いている、信号機。
子供から大人まで、歩行者も自転車も自動車もすべての道路を利用する人達を安全に導いてくれるのが、信号機です。
どうして信号を守らなければいけないのか
道路交通法第7条には
道路を通行する「歩行者」「車両等」が
- 信号機の表示する信号
- 警察官等の手信号
に従うよう示されています。
進行方向がそれぞれ違う道路が交差している場所を人や車が通るとき、秩序なく放っておくとお互いの進行が滞り、衝突します。
それを防ぐために交通を整理するのが、信号の役目です。
手信号は道路交通法によって
- 警察官
- 交通巡視員
に、その権利を与えてありますが、人の数には限界があり早々に自動の信号機が導入されました。
信号機は無人で、かつ自動で作動しているのでそこに警察官はいません。
それを悪用して信号を無視すると
- 交通事故が起きる
- 車の流れが悪くなる
- 交通環境が悪化する
などの問題が発生します。
人も車も無人で働く信号機に従って通行することが、とても大切なんです。
三色の意味は何?
青
自動車、原動機付自転車は直進し、左折し、右折することができます。
自転車は、直進し、左折することができますが、右折は二段階で進行します。
黄
自動車、原動機付自転車、軽車両は停止位置を超えて進行してはいけません。
赤
自動車、原動機付自転車、軽車両は停止位置を超えて進行してはいけません。
見分けよう信号機
補助標識に注目するといくつかの信号機は見分けがつきます。
定周期信号機
灯火が3つで、一定の周期を繰り返す信号機です。
1か所の交差点で、すべての信号機が赤色になる瞬間はありますが、すべての信号機が青色になる瞬間はありません。
写真の信号機は、LED電球の信号機です。
LEDは電気代の節約や寿命の長期化に加えて、
逆光でも見やすい
ことから、最近多く取り付けられています。
時差式信号機
定周期の信号機のように見えますが、「時差式」と補助標識がついているものが多いです。
交差道路で片方の交通量が極端に多い場合、灯火の点灯時間を延長させて交通の流れを調整しています。
特に、右折車両が滞りそうな場合に運用されるようです。
渋滞解消のために役立つ時差式信号は、対面信号が赤になっていることに気が付きにくい一面も併せ持っているので、走行は十分注意してください。
感知式信号機(感応式)
主道路での無駄な停車をなくすために、交通量が少ない副道路に車両感知器を設置し、車両を感知したときに青色信号に変わるようにしてあります。
この信号機に出会ったら、停止線に合わせて停止しましょう。
でないと感知器があなたの存在に気が付かず、ずっと待たされることになってしまいます。
半感知式信号機
普段は定周期式で動いていますが、車両を感知すると優先的に信号が変わってくれます。
点滅式信号機
比較的に交通量が少ない交差点に設置されています。
主道路を黄色点滅に、副道路を赤色点滅にして優先順位が分かるようにしてあります。
黄色点滅は注意して進行できますが、赤色点滅は停止位置で一時停止をして、安全を確認してからでないと進行できません。
赤色点滅信号を一時停止しなかったら、一時停止違反ではなくて信号無視になりますから気を付けてくださいね。
歩行者用信号機
文字通り歩行者用の信号機です。
自動車はこれに従う必要がありませんが、写真の場合自転車もこの信号に従って進行することになります。
信号機のない横断歩道の渡り方は こちらから
矢印信号機
三灯式の信号機が赤でも、この
緑色矢印
が点灯していれば、その方向に進行できます。
余談ですが、写真のように黄色の矢印があれば
路面電車
の信号機ですから、自動車は惑わされないようにしてください。
道路標識の見分け方は こちらから
踏切信号機
踏切には遮断機と一緒に警報装置が付いていて赤色の灯火が点滅しますが、写真のように三灯式の信号機が併せて設置されているところがあります。
このように「踏切信号」と補助標識で示している踏切では、一時停止することなく信号に従って進行することができます。
補助標識に注目してくださいね。
手信号
車両や人は警察官の手信号に従って進行しなければなりません。
信号機と警察官の手信号が違っているときは、
警察官の手信号が優先
ですから、間違えないでください。
押しボタン式信号機
歩行者が道路を渡るためにボタンを押せば、車両用信号が赤になり歩行者用信号が青になります。
車両用の三灯式信号の下には、「押ボタン信号」と示した補助標識が設置されています。
工事用信号機
工事現場などで、片側交互通行をするために設置されています。
実はこの信号機、道路交通法で定めたものではないので、交通規制の対象ではありません。
じゃあ無視しても違反になるわけじゃないんですね?
確かに違反にはならないけど、途中ですれ違い出来なくなるから絶対に守ってね!
でも、交通安全と円滑のために取り付けてあるので、必ず信号に従って進行しましょう。
まとめ
見た目だけで分かる、信号機の違いを紹介しました。
信号機を見分けるには
- 色
- 形
- 補助標識
に注目することで、見分けやすくなります。
信号機の違いが判ったので これから信号機を見るのが楽しみになりました。
それなら信号を見落とすこともありませんね。
同じように見える信号機も、細かく見るとその仕事ぶりが違っていておもしろいですね。
私たちの安全と円滑のために道路で働き続けている信号機に、少し興味を持っていただけたら幸いです。
信号機の違いを知って、信号機を上手に活用しましょう。
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