【横断歩行者妨害】信号がない横断歩道で車が停まるべきとき

ペーパードライバーからの脱出を応援している「せとぐる」です。
この記事を書いた人は こちらから
みなさんは、信号が赤になれば
- 停止線
- 横断歩道等の直前
で車を停止していると思います。
では、信号がない横断歩道等ではどうですか?
信号がない横断歩道等で車を停止させるかどうかは、運転する人が判断しなければなりません。
ただし、その判断は運転手の自由ではないんですよ。
ある一定の条件がそろえば、運転手には横断歩道等の直前で
車を停止させる義務
が発生します。
今回は、信号がない横断歩道等で車が停まるべきとき
についてお話しします。
信号の種類を知りたいなら こちらから
一時停止すべきときは二つ
信号がない横断歩道等で車が停まるべきケースは二つあります。
① 横断歩行者等がいる場合
② 側方通過前
それでは、それぞれのケースを見てみましょう。
横断歩行者等がいる場合の一時停止
横断歩行者等って歩行者のこと?
横断歩行者等とは、横断歩道または自転車横断帯を
- 横断している
- 横断しようとしている
歩行者または自転車のことを言います。
ですから、歩行者だけではなくて自転車も含むので気を付けてください。

車は一旦止まりましょう
車は、目の前の横断歩道等に横断歩行者等ががいれば一時停止しなければなりません。
① 横断している
② 横断しようとしている
①はまさに横断歩道を渡っているので分かりますね。

②は、これから渡ろうとしている人をいいます。

例えば、
- 横断歩道のすぐ近くに立って左右を頻繁に確認している
- 車のほうを見て手を挙げている
- まさに一歩踏み出そうとしている
ような人は、渡ろうとしていると言えるでしょう。
徐行ではだめなの?
ダメです。
道路交通法違反で処罰されます。
別の回に、横断歩道等にゆっくり近づくお話をしました。
横断歩道を見つけるコツは こちらから
あれは、横断歩道等の近くに人や自転車がいた時のことでしたね。

横断歩道付近に人がいても、横断しようとしていなければ、一時停止しなくてもゆっくり徐行で通過することができます。
しかし、今回のように
横断している・横断しようとしている
人であれば、車がそのまま進行すると
衝突の危険性が高い
ので、必ず停止しないといけません。
側方通過前の一時停止
側方って何の側方?
横断歩道等の手前に停止している車両等の側方です。

歩行者が見えなくても停まるの?
見えなくても停まります。
というよりも、見えないから停まるんです。
たまに、横断歩道の手前に停止している車を見かけませんか?
「何でこんなところに停まっているんだろう?」
と考えながら、その横を通って前に進むと、その車の影から歩行者が!
ってことを防ぐために、側方通過前に一時停止する必要があるんです。

正しい側方通過の方法
横断歩道等の手前に停止している車両等があれば、
- 側方で一時停止
- 横断歩道等に歩行者等がいないことを確認
- 安全な速度で前に出る
といった順で進行しましょう。

まとめ
信号機がある横断歩道等では、信号機に従って走行しましょう。
信号機がない横断歩道等では、運転者自身が安全を確認して、安全な方法で進行しましょう。
信号機がない横断歩道等での
進行方法
- 横断歩道等を横断しようとする歩行者等がいないことが明らか→そのまま通過
- 横断歩道等を横断しようとする歩行者等がいないことが明らかでない→停まれる速度(徐行)
- 横断しようとしている→一時停止
- 横断している→一時停止
- 横断歩道手前に停止車両がある→一時停止
どうですか?頭の中が整理できましたか?
実際に徐行や一時停止をするときは、かならず後方の安全確認をして、追突事故の被害にあわないよう、急ブレーキを避けて運転してください。
停止義務については以上ですが
追い抜き禁止
について、別の機会にお話しします。