【横断歩行者妨害】信号機がない横断歩道で車が停まるべきときとは?
信号がない横断歩道に人がいたら止まらないといけないの?
あなたは赤信号なら
- 停止線
- 横断歩道等の直前
で車を停止していることでしょう。
では、信号機がない横断歩道等ではどうですか?
じつは一定の条件下において、横断歩道等の直前での停止義務があります。
この記事では、
信号機がない横断歩道等で車が停まるべきとき
についてお話しします。
難しいかもしれないけど とても大事なことなので最後までよんでね
- 現役トラックドライバー
- 年間約8万キロ走行
- ペーパードライバーを応援するブログ運営
※詳しいプロフィールです。
横断歩道等で車が停まるべきケースは2つ
信号がない横断歩道等で車が停まるべきケースは大きく分けて2つあります。
- 横断歩行者等がいる
- 横断歩道手前に停止車両がある
もう少しくわしく教えてくれませんか?
それでは、それぞれのケースを見てみましょう。
1⃣ 横断歩行者等がいる場合の一時停止
運転者は、横断歩道等を横断し又は横断しようとする歩行者等がいれば、一時停止し通行を妨げないようにしなければいけません。
横断歩道等とは?
横断歩道等とは、横断歩道または自転車横断帯を言います。
横断歩行者等とは?
横断歩行者等とは、横断歩道または自転車横断帯を
- 横断している
- 横断しようとしている
歩行者または自転車のことを言います。
ですから、歩行者だけではなくて自転車も含むので気を付けてください。
車いすやシニアカーも歩行者ですよ
「横断している」と「横断しようとしている」の違いは?
「横断している」と「横断しようとしている」は、歩行者等の場所・状態で分けられます。
- 横断している
- 横断しようとしている
特に注意が必要なのは「横断しようとしている」歩行者等を見誤らないことです。
① 横断している
「横断している」とは、まさに横断歩道を渡っている状態です。
②横断しようとしている
「横断しようとしている」とは、これから渡ろうとしている状態をいいます。
例えば、
- 横断歩道のそばに立って左右を頻繁に確認している
- 車のほうを見て手を挙げている
- まさに一歩踏み出そうとしている
ような人は、横断しようとしていると言えるでしょう。
車道に背中を向けている人も 横断しようとしているっていうんですか?
横断しようとしているとまで言えないかもしれませんが 急に渡り始めることもあるので 減速する必要はありますよ
2⃣ 横断歩道手前に停止車両がある場合の一時停止
運転者は、横断歩道等またはその手前の直前で停止している車両等の側方を通過し前に出ようとする時は、一時停止しなければいけません。
ちょっとナニ言ってるか分かりません
側方とは何の側方なのか?
横断歩道等または横断歩道等の手前に停止している車両等の側方です。
横断歩道や自転車横断帯の手前に停まっている車のことです
歩行者がいなくても停まるの?
歩行者が「いる・いない」に関係なく停止しなければいけません。
「どうして横断歩道の手前で停まっているんだろう?」
と考えていると、その車の陰から歩行者が!
横断歩道手前の停止車両は、歩行者や自転車を隠してしまいます。
車の陰に人がいるかもしれません
「歩行者がいない」ことが分からないから停止する必要があるんです
正しい側方通過の手順
横断歩道等の手前に停止している車両等があれば、
- 側方で一時停止
- 横断歩道等に歩行者等がいないことを確認
- 安全な速度で前に出る
といった順で進行しましょう。
まとめ
信号機がない横断歩道等にさしかかり、歩行者・自転車を見かけたらまず徐行しましょう。
歩行者・自転車が横断しようとしていたら、横断歩道等の手前で一時停止し通行を妨げないようにしてください。
横断歩道等の手前に停止車両があれば、素通りは厳禁。
一時停止停止し、歩行者等が横断していないことを確認してから側方を通過しましょう。
進行方法
そのまま通過 | 停まれる速度(徐行) | 一時停止 |
横断しようとしている歩行者等がいないことが明らか | 横断しようとする歩行者等がいないことが明らかでない | ・横断しようとしている ・横断している ・横断歩道手前に停止車両がある |
横断歩道上でひとたび事故を起こせば、車の責任がほぼ100%。
信号機のない横断歩道では人や自転車の様子をしっかり見てください。
横断歩道はあるものに注意すると見落としません
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