- 駐車場から道路へは前進で出たいなあ
- 狭い駐車場だと転回できません
- 狭い駐車場でも上手に転回するコツを教えて!
せっかく狭い駐車場に入ることができても、上手く転回できず道路に出られない人が多いです。
そこでこの記事では、作者がトラックで実践した「狭い駐車場で転回するコツ」を、写真と図解を用いて解説します。
この記事を読めば、「狭い駐車場に前進で入ったとしても再び前進で道路に出るコツ」をつかむことができます。
「せとぐる」と言います。
私は現役のトラックドライバーで、瀬戸内をメインにしながら全国各地を年間約8万キロ走行しています。
また、豊富な運転経験を活かし、「ペーパードライバーからの脱出を目指す人」を応援するブログを運営しています。
- 現役トラックドライバー
- 年間約8万キロ走行
- ペーパードライバーからの脱出を目指す人を応援中
※詳しいプロフィールです。
狭い駐車場での転回事例「写真」

先ずはこの写真を30秒ほど見つめてください。
この写真は、狭い駐車場でトラックの向きを180度変えるために、転回をした時のタイヤ痕を撮影したものです。
狭い駐車場や道路で向きを変えるのは、ペーパードライバーにとってハードルが高いですね。
しかし、コツをつかめばあなたもできるようになりますよ。
狭い駐車場で転回するコツ
狭い駐車場で転回するコツは「切り返し」にあります。
駐車場の中を大きく回りUターンできればいいのですが、そんな条件のいい駐車場はありません。
そんな時は、「切り返し」をして安全に向きを変えましょう。
トラックが停まった位置はここ!「写真」
雪の写真に、ヘタクソなトラックのイラストを載せてみました。
トラックはどんな順番で走行したのでしょう。
止まった位置を示して解説します。
①入口から入ってくる

表の道路左方向から駐車場に入ってきたトラックは、写真右側に向けて走行しています。
②大きく時回りに前進して停車

③左ハンドルでバックして停車

④右ハンドルで前進して停車

⑤カメラ位置で停車

④でしっかり転回できているので、あとは調整しながらバックするだけです。
タイヤ痕の順序を図解
上の写真からタイヤ痕以外を消します。
走行した順番に図で示しました。
タイヤ痕だけを見て、トラックの動きが見えますか?
①入り口から大きく時計回り

図の上部に入口があり、そこから時計回り(右回り)に走っています。
黄色が前輪の軌跡で、大きくカーブしています。
ピンクが後輪で、前輪より内側を通っているのが分かります。
②Y字を描く

YにもVにも、あるいはWにも見えるかもしれませんが、この動きが「切り返し」で現れるタイヤの軌跡です。
前輪が大きく位置や向きを変えているのに対して、後輪は控えめなのが分かります。
③カメラの位置にバック

ほぼ向きは変わっていますが、バックしながら真っ直ぐ向きを調整しています。
トラックの動きを解説します
タイヤ痕だけでは車の動き方がイメージしにくいと思います。
そこで、先ほどのタイヤ痕の図に、トラックのイラストを重ねてみましょう。
①トラックの頭を駐車場の角に向ける

前輪が大きく回っているのがよくわかるようになりました。
②「切り返し」で頭の向きを変える
ハンドルを左に切ってバックすると、トラックの頭が右を向くようになります。

ハンドルを右に回して前進すると、さらにトラックの頭が右を向くようになります。

③バックして頭を入り口の方向に向ける

あとは、向きを調整しながらバックするだけです。
まとめ
狭い駐車場で転回するためのコツは、「切り返し」をうまく活用することです。
無理して一度でやる必要はなく、何度切り返ししても問題ありません。
前後のスペースや内輪差などに気をつければ、あなたも転回できるようになります。