【ペーパードライバー】道路標識を覚えるなら家の近所で見かけそうなものから
- 道路標識が多くて覚えられない
- 似たような標識はどうやって見分けるの?
- 効率のいい標識の覚え方はない?
長く運転をしてこなかったペーパードライバーには、道路標識を忘れてしまった方が多いです。
道路標識をきちんと理解していないと、交通違反をしてしまいますし事故を起こす可能性もあり非常に危険です。
この記事では、特に知っておいてほしい道路標識を紹介します。
- 現役トラックドライバー
- 年間約8万キロ走行
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※詳しいプロフィールです。
道路標識は目的別で4種類+1
道路標識は細かく数えるとかなり多くの種類があるので、すべて覚えるのは大変です。
しかし、目的によって4種類に分けられます。
補助標識を合わせた5種類の標識は次のものです。
- 規制標識
- 警戒標識
- 指示標識
- 案内標識
+1 補助標識
5種類だと思うと覚えられるかも
まず、家の近所で見かけそうな道路標識から復習しましょう。
①規制標識
最高速度
車両は標識に示された最大速度を超える速度で走行できません。
この標識がある道路では、時速50キロメートルをこえて走らないようにしましょう。
ただし、これは自動車や排気量50㏄を超える二輪車の場合で、
第一種原動機付自転車(いわゆるゲンツキ)
は、30キロまでしか出せませんから間違えないでください。
一時停止
標識の足元の停止線で止まらなければなりません。
「一時停止」の標識は、左右の見通しが悪い交差点に設置されています。
安全確認は、動いているときよりもちゃんと止まっているときのほうが断然多くの情報を得られます。
だからきちんと止まってから、安全確認をしましょう。
ちゃんと文字で「止まれ」と書いてあるんですから、これを間違える人はいないと思いますが、ここでの事故は実は多いんです。
これだけはっきり意味の分かる標識もないのに 事故が起きるのはどうしてなんでしょうね?
知っていることと、分かっていることは少し違います。
知っているだけではだめで、
きちんとタイヤが止まる
ことを実践してこそ、「一時停止」だと覚えてください。
車両進入禁止
車両は進入できません
自動車
軽車両
原動機付自転車
ちょっと難しくなってきましたね?
その理由は、文字も数字も書いてないからです。
おそらく
- 通行止め
- 駐車禁止
などと混同しているのでしょう。
赤丸で一文字が車両進入禁止。
このデザインをしっかり覚えてください。
指定方向外進行禁止
矢印の方向以外には進行できません この場合右折ができません。
この標識は、きちんと意味を知らない人が多いので気をつけましょう。
青い色の標識は
- 案内標識
- 規制標識
- 指示標識
などがありますが、この場合は規制標識になります。
普通に考えると矢印の示す方向に進むよう指示している
指示標識
だと思いますよね。
間違いではないのですが、この標識がある交差点は三叉路ではなく
実は
四つ角の交差点
であることが多いんです。
だから正確には
「左折と直進はできますが右折は禁止ですよ!」
というのが、この標識の本当の意味です。
右折を制限しています。
おそらく右折しようとするとその入り口には、
車両進入禁止
の標識があるんではないでしょうか。機会があれば確認してみてください。
一方通行
車は矢印が示す方向にしか進行できません。
矢印が示す反対方向には走れませんから、気を付けてください。
後ろ向きなら大丈夫ですか?
いいえ、ダメです!
車の向きではなく、走る方向なのでお忘れなく。
一方通行の標識は、この上に書いている
- 車両進入禁止
- 指定方向外進行禁止
の標識とセットになっていることが多いです。
駐車禁止
駐車ができません ✖であれば停車もできません。
駐車違反は
迷惑違反
と呼ばれますが、危険性も大きいんですよ。
駐車違反の車をよけきれず死亡事故になった事例も起こっています。
市街地で駐車できる場所はほとんどありません。
コインパーキングなどを利用して、駐車違反をしないよう気をつけましょう。
道路標識を一瞬で見分けるコツは こちらから
②警戒標識
学校、幼稚園、保育所等あり
前方に学校、幼稚園、保育所等があります。
毎年のように通学中の子どもたちの列に突っ込む車がいるのは、とても悲しいことです。
この標識の近くでは、どこに子どもたちがいてもおかしくありません。
子どもたちを見かけてから速度を落とすのではなく、標識を見つけた時点で速度を落とすくらいの意識が大切ですね。
なお、この付近ではゾーン30を設定されていることもあります。
車線数減少
前方で車線が減少します。
この標識に気が付いていますか?これ案外大切ですよ。
複数の車線を走っていても、やがて車線は減少します。
でもどこで減少するのかが分からず不安になりませんか?
そんな時に、この標識を見つけると車線が減ることが分かります。
この標識の親切なところは、どの車線が減るのかもきちんと示していることなんです。
上の標識なら3車線のうち
一番左の車線
がなくなることが分るでしょう。
この標識を見つけたら、あらかじめ車線変更をしておきましょう。
車線変更の上手な仕方は、また別の機会に説明します。
③指示標識
横断歩道
前方に横断歩道があります。
先ほど似たような標識がありましたが、これは
横断歩道
を示しています。
横断歩道を渡ろうとする人を見つけたら、車は
一時停止
しなければいけません。
横断歩行者を妨害する走行はとても危険な行為です。
特に信号のない横断歩道で注意してください。
「自分の大切な人が渡ろうとしている」
って想像すると、止まれるでしょ!
④案内標識
方面、方向及び道路の通称名の予告
この先にある交差点の距離と進行先を示す標識です。
交差点に近づくと
「次どっちに曲がるんだっけ?」
と心配になりますよね。
そんな時に道路の上方に現れる、大きな上方を見ると自分が行きたい方向が分かります。
上の標識をよく見てください。
真ん中の下のあたりに
300m
と書いてあるのが見えますよね。
これは予告の標識で、
300メートル先の交差点
での進行方向を予告しています。
そして、実際に曲がる交差点ではこの数字が消えているんです。
連続して案内標識があるときは、この数字があるのかないのかをみると、曲がるべき交差点かどうか判断できるようになります。
もう一つ付け加えると、
交差点の構造も標識の中にきちんと書いてあるんです。
上の標識なら、
大森に行くには左側の側道に入り右折する
ということが分かります。
う~ん むずかしいですね。
また別の機会に詳しく説明しますね。
国道番号
記載された番号の一般国道であることを示す標識です。
自分がどの道路を走っているのかが分かります。
カーナビにも数字が出てきますよね。
運転に不慣れなときは、遠出することもなく必要ないかもしれませんが、分かるようになると何かと便利です。
道に迷った時や、交通事故を起こしたときなど、誰かに自分の位置をお知らせするのにも役立ちます。
信号機の種類を知りたいなら こちらから
⑤補助標識
日、時間
規制の日や時間を示しています。
〇や□の本標識の下に付随的に取り付けられています。
本標識の効果を補助するためにつけられていて、この場合
- 日曜や休日は規制されません
- 規制は朝8時から夜8時までです
と語りかけているんです。
始まり
右向きの矢印は規制の開始を表します。
つまりこの標識の上にある本標識は、ある一定の区間
ずっと規制している
と考えることができます。
たとえば上に書いた
- 最高速度
- 駐車禁止
は、一定の区間に規制をかける標識です。
終わり
左向きの矢印は規制の終わりを表します。
- 右向きが始まり
- 左向きが終わり
なので、間違えないでください。
ほとんどの道路標識が道路左側に立っているから、矢印の方向がこうなってるんだと思います。
まとめ
先ずは身近にある道路標識から覚えましょう。
- 規制標識
- 警戒標識
- 指示標識
- 補助標識
- 案内標識
標識は目的別に分けることができ、色や形の違いにもメッセージがあるので、その仕組みが分かると覚えやすくなります。
その解説は別の機会に行いますね。
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