【ハイビーム】が基本!安全な前照灯の使い方
ペーパードライバーからの脱出を応援している「せとぐる」です。
あなたは、「基本はハイビーム」という言葉を聞いたことがありますか?
車を夜間に運転するとき、対向してくる車のヘッドライト(前照灯)が、ほかの車よりも明らかにまぶしいときがありますよね。
それは、「ハイビーム」にしているからなんです。
では、「まぶしい」と嫌われるハイビームが、なぜ基本とされているのか、これからお話ししますね。
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ハイビームとは?
通称「ハイビーム」と言われている前照灯は、『走行用前照灯』と言います。
一方で「ロービーム」と言われているのは、『すれ違い用前照灯』と言います。
ハイビーム 『走行用前照灯』
ロービーム 『すれ違い用前照灯』
この名前からも分かるように、走行するための前照灯がハイビームで、すれ違うための前照灯がロービームなんですね。
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ハイビームの安全上のメリット
ハイビームとロービームでは前方の人や障害物を確認できる距離が、2倍以上も違いますよ。
ハイビーム 約100m先の障害物を確認
ロービーム 約40m先の障害物を確認
たとえば、地方の国道を夜間に、50キロの速度で運転していたとします。
そこを、一人のおばあちゃんが歩いて渡ろうとしていました。
おばあちゃんは、遠くに見える車のライトを見つけましたが、
「気がついて止まってくれるだろう」と考え、渡り始めます。
そのときあなたのヘッドライトがロービームだったら、おばあちゃんを見つけた時に約40メートルしかないんです。
そのまま走り続ければ、約3秒で到着します。
どうですか、毎回確実に止まれると自信を持って言えますか?
もし、ハイビームだったら、約100メートル手前で発見できます。
そのまま走り続けても、約7秒後。これなら安全に止まれるでしょう。
だから、安全の面で格段にメリットのあるハイビームを、基本として推奨しているんです。
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ハイビームは危険な場合がある
はじめに話があったように、
- すれ違う対向車があるとき
- 前方の車について走るとき
など、ハイビームを続けているとかえって危ない場面があります。
「眩惑」と言って、強烈な光を目に受けて目がくらんでしまうことがあるんです。
一度眩惑すると、回復するのに数秒かかることがあり、その間運転を続けているととても危険です。
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大切なのこまめな切り替え
前照灯(ヘッドライト)の使い方で最も大切なのは、
場面に合わせて「こまめな切り替え」をすることです。
自分の安全のためには、ハイビームが基本です。
相手の安全のためには、ロービームにすることも必要です。
だから、運転する人はこまめにヘッドライトの切り替えができなければいけません。
より安全なライトの切り替え方
ヘッドライトを切り替える方法は、ほんのちょっとのコツです。
ハンドルを両手で持ったまま、右手の中指薬指でレバーを押す
これだけです。
運転が苦手な人は、スイッチを操作する場面でスイッチを見て探しハンドルから手を離し操作するということをしがちです。
実は、ヘッドライトのハイ・ローの切り替えは、ハンドルから手を離す必要がありません。
- 前を見て走る
- ハンドルを持ったまま右手の中指でスイッチレバーを探る
- レバーを右手の中指・薬指で奥側に押す
これだけで、ロービームからハイビームに切り替わります。
レバーを手前に起こせば、ハイビームからロービームに変わります。
操作に慣れたい場合、車が動いてない状態でレバーの練習をすると、その感覚をすぐに覚えられますよ。
まとめ
最近対向車がまぶしく感じるのは、ハイビームにしている車が多いからでした。
- ハイビームは『走行用前照灯』で夜間走行の基本
- ハイビームは約100m先の障害物を確認できる
- ハイビームは相手を眩惑させ危険な場合がある
- ハイ・ローをこまめに切り替える
- 切り替えのスイッチは見ないで操作する
ハイビームの上手な使い方について、お話ししました。
夜間は「ハイビーム」を基本として走りましょう。
対向車両・前方車両を見つけたら、安全のために「ロービーム」に切り替えましょう。
ライトのスイッチは、ハンドルから手を離さなくても操作できますから、こまめに切り替えましょうね。
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