【検証】ド派手なピンクのガソリンスタンド『ユニペト』はホントに安い?
「ガソリン代が高くて大変」。
そうなると、すこしでも安く給油できるガソリンスタンドを探したくなります。
最近西日本で目にすることが増えたのが、ド派手なピンクのガソリンスタンド『ユニペト』。
「安い」との声をよく聞きます。
でもホントに安いのか気になり、実際に給油して調べてみました。
はたして『ユニペト』は噂どおり安いのでしょうか?
普段は大手のスタンドで給油しています
- 現役トラックドライバー
- 年間約8万キロ走行
- ペーパードライバーを応援するブログ運営
※詳しいプロフィールです。
結論:「安い」とは言えない
残念ながら期待した安さにはなりませんでした。
店頭の表示価格や、利用者の様子を見てもう少し安いと思っていただけに、少し残念です。
そもそもユニペトってどんなガソリンスタンド?
『ユニペト』とはどんなガソリンスタンド?
『ユニペト」とは、愛媛県創業のガソリンスタンドです。
派手なピンクの外観で、一度目にすると覚えてしまいます。
セルフ式給油に特化し、現金決済が特徴です。
2023年現在は四国・中国。九州に35店舗あり、今後さらに店舗数が増える模様です。
「ユニペトが安い」と誤解する理由
次の2枚の写真を「1秒間」見てください。
どちらが安いか分かりますか?
155円だから左が安いんじゃないかな?
左のガソリン価格が安いと思ったあなた、それは誤解です。
2021年4月から、ガソリンスタンドの店頭価格は『総額表示方式』が義務化されました。
左側の写真、上段に大きく表示されてるのは本体価格。
総額表示は、下段の税込価格の方なんです。
じゃあ 170.5円ということ?
そう
この上下表示が誤解の原因を作っているんですよ
筆者が同じ日に『ユニペト』と多店舗で給油をした事例をもとに、価格検証を行います。
「実施日:2023年11月25日土曜日」
『ユニペト』のガソリン価格を検証
『ユニペト』で2,000円分の給油をしました。
ユニペトの店頭表示価格
愛媛県某所にある『ユニペト』の店頭表示価格は、写真のとおりでした。
上段にレギュラーガソリンの1リッター単価が表示されています。
先に説明したように、店頭表示は総額表示が原則。
じつは、下段にレギュラーガソリンの1リッターの税込価格(総額)が表示されているんです。
つまり他店と価格を比較するなら、下段の表示価格に注目するべきなんです。
ユニペトのレシート
筆者は現金で2,000円分給油しました。
給油量は11.73リッター。
計算式は次のとおりです。
単価 155円(税抜き)
給油量 11.73リッター
本体価格 155×11.73=1818.13
消費税 10%(182円)
税込み価格 1818+182=2000
総額 2,000円
ちなみに税込の単価は、店頭表示価格下段のとおり170.5円になります
他店のガソリン価格と比較
同じ日に多店舗で、満タン給油をしました。
ENEOSの店頭表示価格
ENEOSのレシート
レシートを見ると元々の単価が167円。
会員価格として1円分単価値引きされた166円が、店頭表示されていたことが分かりました。
なお筆者は、QRクーポン値引きを利用したので、165円で給油しました。
単価 165円(税込)
給油量 48.76リッター
消費税 10%(731円)
税込価格 165×48.76=8045.4
総額 8,045円
単価は店頭表示価格のとおり166円でした
私が165円になっているのは QRクーポン割引を使っているからです
注意が必要な決算方法
『ユニペト』の決済方法は独特なので、注意が必要です。
注意書きをよく読んで誤解のないよう気を付けましょう。
支払いは現金で
『ユニペト』の決済は、現金で行います。
クレジットカードの利用はできません。
お釣りが現金で出ない
注意が必要なのは、お釣り。
お釣りはポイントカードで出てくるので、現金が出てきません。
ポイントカードは、残高分を次回給油時に利用できます。
近隣者などリピーターなら問題ありませんが、たまたま立ち寄った旅行者だと、次回給油が望めないので給油する金額分の紙幣を入れましょう。
なお、両替所が設けてあるので利用してください。
『ユニペト』利用をおススメする人
必ずしも安いとは言えない『ユニペト』ですが、次のような人には利用をおススメします。
- セルフ式スタンドで給油したい人
- ガソリンを現金で給油したい人
- 『ユニペト』が生活圏にある人
セルフ式スタンドで給油したい人
『ユニペト』はセルフ式給油に特化しています。
現金を投入して給油するだけ。
敷地が広く動線もしっかりしているので、客がスムーズに移動するので待ち時間が少ないです。
セルフ式スタンドは私も大好きです
関連記事:【超解説】セルフ式ガソリンスタンドでの給油のやり方
ガソリンを現金で給油したい人
近頃のガソリンスタンドは、さまざまな決済方法に対応しています。
給油カード・クレジットカード・QR決済などを選択していると、機械操作が複雑です。
『ユニペト』は現金に特化しているので、機械操作がとてもシンプル。
お釣りがポイントカードで出るので、硬貨をさわることすらありません。
タッチパネルって結構難しいですもんね
『ユニペト』が生活圏にある人
『ユニペト』が居住地や勤務先の近くにあるなら、利用してみてください。
ポイントカードの残高を利用すれば、現金がなくても給油ができます。
リピーターが多いのも分かります
関連記事:年会費無料のETCカード作るなら・・・
まとめ
「安い」と思われている『ユニペト』のガソリン価格ですが、実際に給油してみると割安感はありませんでした。
『ユニペト』は現金決済に特化した、セルフ式ガソリンスタンドです。
機械操作がシンプルなので、どなたでも利用しやすいでしょう。
『ユニペト」の店頭価格には、誤解を招く表示があるので注意してください。
店頭表示価格は、「総額表示」が原則。
『ユニペト』の店頭価格は上段に本体価格、下段に税込の「総額表示」がなされています。
利用者は店頭の税込価格を他店と比較したうえで利用しましょう。
地元の企業だから応援しています
「せとぐる」はX(旧ツイッター)もやっています。
Xでは運転のはなしだけでなく
- 毎朝の天気
- 旅行
- 食べ物
のこともつぶやいています。
よかったらフォローしてください。